初めて更新を任されました1年の柴山です。今後ともよろしくお願いします。
さて、今回は少々間が空きましたが1月に行われた寒稽古の模様をお伝えしたいと思います。
初日は雨で流れてその翌朝。
やっとこさ寝床を抜け出し朝飯代わりの板チョコ一枚、下宿を飛び出すと・・・もう完全に夜です。月がきれいでした。
西体育館裏にたどり着き、早速道着に着替えますが帯を締める手が寒さに震えます。
手始めに真っ暗な中をランニング。
普段はやらないメニュー、明け方の大学構内、なかなか新鮮です。
再び西体裏に戻ってきて準備体操ののち受身です。
ここで気付いたのですが稽古場所の原っぱは前日の雨でぬかるんでいました。行って返ってするうちにたちまち道着が汚れていきます。
斉手の素振りをやって、最後は連続の投げ込み。
いつもの稽古より時間は短いはずなのに、やたらと疲れた気がします。これが明日も明後日も続くのか・・・
なおこの日は午後も稽古だった模様。
2日目の朝は寝坊するのが怖くて実は徹夜明けでした。
当然体も動かなければ頭も回らない。
棒を振ればぬかるみに足を滑らせかけ、打ち受けでは力が入っていないと指摘されてしまいました。
そしてこれも告白しますが、稽古後に下宿に戻ったら寝てしまって授業に遅れました。
愚かでしたね。やはり徹夜はいけません。
3日目もランニングに始まり、受身に斉手と試練が続きます。
これが最後と思っていっそう気合を込めました。
そんな気持ちを象徴するように空は明るく、彩度を増してゆきます。
そしてラストに投げ込みで締め。
誰も彼も道着は泥まみれですが、朝日に輝くそれはもはや勲章のごとくであります。
稽古後には先輩が、実家からもらってきたという餅入りのおしるこを振る舞ってくれました。
まさに至福の一杯でした。
このように過酷な寒稽古でしたが、終わった後の達成感もひとしおであり、なかなか得難い経験ができたように思います。